ブログを立ち上げてからまるまる1年以上も放置してしまいました・・・。最初の投稿の意気込みは一体何だったのか。まぁ今更そんなこと気にしていてもしょうがないので、普通にはじめていきます・・・。
さて、このブログで扱う立ちションについて詳しく定義して、いまいちど、みんなが大好きな立ちションについておさらいしていこうと思います。ではまず、「立ちションしたことある?」って質問に対して、ちょっと自身の答えを考えてみてください。ほとんどが「ある」って答えを思い浮かべたかと思います。が、経験上、「立ちション」の言葉が指す行為が人により違う場合があったりします。
どういうことかと言うと、それは、立ちションが行われる“場所”について、「1.トイレでやる」のか、あるいは「2.トイレ以外の場所でやる」のか、違いはこの2つに大きく分かれます。私個人の語感からすると、立ちションは「トイレではない場所で(こっそり)男がションベンすること」を指すコトバです。つまり、“トイレでする”という、世間一般的に当たり前である行為ではなく、“イレギュラーな放尿”という概念の「立ちション」です。しかし一方で、決められた場所、つまりトイレ・小便器に向かって「立ってやる」排尿行為に対して「立ちション」のコトバを使う人も一定数いるんですよね。
だから、「立ちション見せてください!(ハァハァ」というパワーワードを発した時に、相手の感覚の違いによっては、「トイレでおしっこするところを見せる」と捉えられてしまう場合もあるかもしれないし、思惑どおり「トイレじゃない道ばたとか、駐車場とか、公園の隅っことか、河原とかでおしっこするところを見せる」となる場合もあるんですよね。
男なら構造的にオティンティンがついてるので、普段から立ってする機会が圧倒的に多かったりするんですが、最近は自宅ではいわゆる「座りション」してる男もいるかもしれません。そこで、最近は「立ちション」のコトバが指す範囲に“動作”の区別の概念が伴う場合も出てきたりしています。要は、「1.立ってやる」のか、あるいは「2.座ってやる」のか、です。なので、「家で立ちションしてる?」って問われても、普通はまさか家の廊下の隅っこの死角とか壁でイケナイ放尿してる?とは誤解されませんよね。 例外として、女のおしっこについて、しゃがんでやるのか、立ってやるのか、という行為の区別を特に言うこともありますよね。「女の立ちション」ってコトバが持つニュアンスです。このブログの趣向からは逸れるので、そこはとりたてては扱いません。
ここまでをまとめると、このブログで特に焦点をあてて扱うテーマ「立ちション」とは、「男がトイレ以外の場所で放尿してしまう行為」のことを指すこととします。男は洋式便器や小便器の前でも立ってする・できるから「トイレでも立ちション」、対義語として「家のトイレでは座ってするから座りション」というのが広義での使われ方かもしれませんが、ブログでは狭義である前述のことを指していきます。ちなみに、Webで検索してみると次のようにでています。
道端などで、立って小便をすること。たちしょん。
出典:デジタル大辞泉(小学館)
道端で立って小便をすること.
三省堂ウェブディクショナリー
それぞれ小学館は「立ちション」の項目、三省堂は「立ち小便」の項目です。「道端」が一致していることからも、やはりトイレ以外での放尿を指すことが多いことがわかります。(ていうか、世間一般人は「道端」でするんだ・・・エッロ!駐車場とか橋の下じゃないの、え)
次に少し、表記のゆれについて少し扱いたいと思います。表記のゆれとは、同じ音や意味なのに、文字にした場合にひらがなだったりカタカナだったり漢字だったり、はたまた書き言葉だったり話し言葉だったり省略だったりと、異なった文字列で記述される現象のことを指します。立ちションについては、思いつくだけで「立ち小便(たちしょうべん)」「タッション(たっしょん)」「立ちションベン(たちしょんべん)」などあります。まだ他にもあるかも知れません。あるいは同じ音であっても、「立ちしょん」「タチション」などもよく見られ、文字から得る印象なんかも少し違ったりすると思います。当然、個人差はありますけどね。
この問題は、そもそも「立ちション」自身の表記のゆれなのではなく、「おしっこ」のことを指す語彙選択の問題だったりします。「おしっこ」「小便」「ションベン」「尿」など、体内からオティンティンを経由して排出される黄色い液体(透明なことも^^)の名称は、様々なんですよね。おしっこを指す語彙の違いが与える印象については、おおむね共通認識がなされるのかな、と思っています。例えば「おしっこ」は、いちばん当たり障りなく使えるコトバですが、ちょっと幼稚な香りがただよいます。他方、「ションベン」ってイケイケなやんちゃ系男子が使いそうな雰囲気ありません?「小便(しょうべん)」はちょっとおじいさん臭がします。「なんだ?お前、小便したいのか?そんなもん、そこら辺でせえ」って。そう考えると、「マジ、ションベンしてえ!」って、若いですよね、響きが。あとちょっと乱暴な感じがするので、イケてるガテン系の兄貴には、「おしっこ」は使って欲しくないですね。「ちょっとおしっこが我慢できなくて・・・」これはやっぱり真面目系男子が、どうしても我慢できなくて赤面しながら震える声で発してる印象です。「尿」は、普段使いしてたら引きます。あ、個人差ありますよね、はい。
話を戻すと、 「立ち小便(たちしょうべん)」「タッション(たっしょん)」「立ちションベン(たちしょんべん)」 はいずれも同じ行為を指すことは共通認識をとして成り立つと思います。つまり、全部その行為が指すことは先に述べた「立ちション」と同じです。ですが、それぞれが使われる場面がちょっと違ってくる場合があります。例えば「立ち小便」の文字が与える印象からは、駐車場の片隅に警告される「立ち小便厳禁!」を思い浮かばさせます。「立ちションベン」は、やはりションベンが与えるちょっと乱暴またはやんちゃな臭いから豪快に行われる印象があります。あ、何度も言いますが、個人差あるとは思います。他方、ここでのノーマルなコトバである「立ちション」に使われる「ション」は、小便が省略されて「ション」、つまり「しょうべん」が与える汚い印象をちょっと和らげることで、これからする非常識な行為から罪悪感を軽減させる作用があるんですよね。だから、普段絶対に立ちションなんかしない男が、どうしても我慢できなくて、かつ目立たない場所でやるその行為を言語化するときには、「立ちション」がちょうどいい。立ち小便や立ちションベンだと、堂々とし過ぎていて、例えばタクシー運転手や長距離トラックドライバーなんかの、日常的にトイレという空間が存在しない場所に長時間いる人にとっては、暗い夜の道端とか、街路樹やその草むらとか、PAの大型トラック専用エリアの死角とかでのイレギュラー放尿は、その場数を確実にこなしているわけだから、「立ちション」じゃなくて、もっと堂々と当たり前の行為としての「立ち小便」や「立ちションベン」の字面が似合うのだし、やっぱり「お花摘み」や「おしょんしょん」じゃ困るんですよね。
野外放尿ってコトバも立ちションを含むかと思いますが、やはりこれも例外的な部分が強くて、プレイとしての要素、あるいはそれをプレイとして見つめる視点が極端に強調されると思います。そういった意味では、女に対して使うことが多いことも納得がいきますし、有料コンテンツのタイトルにもなりがち。例えば「ラガーマンの野外放尿を多数収録!」「外回りリーマンの野外放尿」とかね。あー、いやらしい。
というわけで、次回エントリー以降は、やはり特にここで挙げた「立ちション」についてつれづれ書いていこうと思います。どうぞお付き合いください。