ノンケのナンパの聖地、銀座コRドー街をご存じだろうか。(いきなり今回のエントリーから「である口調」で登場、キャラ崩壊^^)なお、タイトルにある「TSスポット」はみなさまお察しのとおり「立ちション(TS)スポット」の省略である。ひとつ断りを入れておくが、ブログで取り上げるTSスポットは基本的に以前存在した、すなわち消滅してしまったスポットを中心に取り上げる。現行スポットは近隣住民・関係者に迷惑をかけてしまう恐れありなので、取り上げるにしてもイニシャルトークを駆使して特定されにくい感じにとどめていきたい。ほら・・・、人気ブログだからねぇ、しょうがない。
話を戻してコRドー街。立ちションと関係ない日々の話題のどこかで、ちらっと耳にしたことある人もいるかと思う。新橋から銀座に続く、いい雰囲気のバーと飲み屋が建ち並ぶエリア一帯を指す、いわゆるナンパの名所である。 花金の夜にでもなれば、若いリーマンが、ギラギラ目を光らせ女の子捜しに夢中になる街。「ねえ、もう帰るの?」が合い言葉なのだと思う。ナンパされることを期待して、いつもより歩幅を狭めてゆっくりと歩く女の子2人組が、立ち止まって物色中の若リーマン2人組のナンパに引っかかる。こんなことが毎週繰り広げられるコRドー街に、かつて東京屈指の立ちションスポットがあったことをご存じだろうか。
繁華街にコインパーキング、これは立ちションが行われやすいエリアを生み出す必須条件。いつの頃からこのスポットが存在したかは知らないが、記憶が正しければ2019年夏頃まで、このコRドー街のど真ん中には巨大なコインパーキングが存在した。前述のとおり、獲物を物色する若リーマンが道端でナンパのスタンバイをする。その時に、ションベンがしたくなった若リーマンが吸い込まれていくのが、この銀座という地にポッカリと空いたコインパーキングの隅だったのである。筆者はナンパをしたことがないのでよく分からないが、若いノンケは風俗遊びとナンパは2~3人で行うのだと認識させられた。夢中に持ち帰れそうな女の子を物色して、狙いを定めたら声をかけるために駆け寄り立ち止まる。歩き回ってるとあまり気にならなかったションベンが、立ち止まった瞬間にツンと膀胱を刺激する。声をかけた女の子がOKなら、そのまま次の店に入って、そこのトイレでションベンすればいい。だが、女の子だって男の好みがある。「もう帰るところ~」と断られ、女の子が去って行った瞬間、2~3人のノンケ集団のうち1人が「ちょっとションベン」と駐車場の車の背後に回る。そうすると、連れのノンケも一緒にゾロゾロとついて行くのである。
興味深いことに、この流れで全員が立ちションすることはあまり多くないのである。一番多いパターンは、ションベン宣言をした1人が立ちションをはじめて、連れのノンケはその背後でスマホをいじるか、タバコで一服していることが多い。普通は立ちション中の友人の背中すら見ていないのがノンケなのである。
他方で、「友だちが立ちションw」というポップな出来事に、はしゃぐノンケもいるのも事実。スマホで動画を撮ったり、写真を撮ったり楽しそうにするのである。(うらやますぃハァハァ)
若リーマンという言葉を使ったが、このコRドー街にかつて存在したコインパーキングは某チェーン・アイリッシュパブの対面に位置した。そこの客層が新卒20代周辺だったこともあり、コRドー街の立ちションスポットは特に若いリーマンばかりであった。おまけに、花金になると客がこのアイリッシュパブの店からあふれるほどの賑わいになるのである。当然、混雑する狭い中、店内のトイレにはたどり着かないであろうし、たどり着いたとしても並ぶだろうし、そうなると「ちょっと一服」なんてかっこつけて外に出て、そのままくわえタバコで駐車場に直行して、慌ててチャックを下ろして立ちションし始めるリーマンが多発していた。そう、コRドー街、トイレ足りない問題が勃発しているのである。(※この問題については現在進行形だと思われる)というか、このアイリッシュパブがコRドー街のいわゆるナンパスタート地点的なポジションで、何度もコRドー街に通うノンケは、そもそもアイリッシュパブのトイレでションベンするなんてことを考えていない。それくらい、ほぼ全員なのでは、という人数がアイリッシュパブから駆け足で駐車場の隅に行き、タイトなスーツを緩めて立ちションをしていた。
花金の夜は、駐車場の立ちション頻度は10分:2本(1h:12本)の感覚であったように思う。この駐車場は、面積がL字型であったことと、常に車の駐車率が高かったことも起因して、死角が5カ所もあり、それぞれノンケが自己判断した「ここならションベンしてもバレないぜ」ポイントが多かった。繁華街の駐車場はタバコを吸うために突っ立っている男もかなり多く、金曜の駐車場にはほぼ常に人が出入りしていたが、ここで立ちションをキめるノンケたちは、ビールで膀胱にたまった透明度の高いションベンを今すぐにでも出したい欲求と、お酒のほどよい酔いが手伝い、ここのスポットでは基本的にはナンパ目的で集まってくるような見知らぬ男同士であれば、立ちションしているのがバレても後ろ姿が見られてもどうでもいいように振る舞っている立ちション若リーマンが多い。
土日になると客層が少し変わる。確信はないが、土日は大学生なんかもやってきている印象だった。その他にも、ちょいワルな感じの40代も多くいた。街は金曜日とは少し違う様相なのであり、大学生なんかはタクシー文化がなく終電で帰るから、終電が近づく時間帯に駐車場で立ちションラッシュが起こっていた。ちょいワル40代は、基本的に単独行動のためか必死に隠れようと立ちションするが、いちいちベルトを外したりと、立ちションのために立ち止まってから無事放尿を終えてチャックをあげベルトを直すまでやたら時間がかかる。もっとも、単独行動の立ちションは必死に隠れようとして、わりときちんと隠れていることが多いので、ゆっくり立ちションしていてもバレにくいからよいのだが。いや、そもそも「ちょいワル」気取るなら、立ちションする行為が「ワル」なので、そこは隠れずアスファルトにぶっかけて欲しい。
金曜のリーマンは土曜のちょいワル40代と違い、2~3人で動くから立ちションも連れがかくまう分、堂々としていることが多い。一方、リーマンで金曜日に単独でナンパに繰り出してくる男には2パターンあって、1つは清潔感漂うイケメンで、これはめっちゃ隠れる、とにかく隠れる。絶対に隠れて立ちションする。なんでそんなに隠れるのがうまいのってくらい隠れるし、とにかく隠れる(笑)しかも、ションベンの水たまりを残さない。プロですか。もう1つは、完全に1人でナンパしちゃうの余裕ッスみたいな、はっちゃけイケイケタイプ。花金でもスーツではなくファッションも個性的で金かけてるなって。これは堂々と駐車場のてきとうなとこで立ちションしていくし、立ちション慣れしているからか、基本ションベンをためてない。さくっと限界でもないションベンを駐車場に放ちタンクをカラにしていく。
このコインパーキングがなくなった今、アイリッシュパブのノンケオシッコパニック(以下、「ノンケオシパニ」と略す)は一体どうなっているのであろうか。だが、くれぐれもコRドー街の現状には触れないことをおすすめして投稿を締めくくりたい。コインパーキングがなくなった今、立ちションが見れる確率は、どこにでもある繁華街の夜と同等レベルで期待できないからである。 消滅TSスポットなのである。(ノンケオシパニって略したのに後文で使っていない件)
ここで遭遇した立ちションの思い出深い個別な描写については、稿を改めよう。