軽犯罪法では、第一条の26号において「街路又は公園その他公衆の集合する場所で、たんつばを吐き、又は大小便をし、若しくはこれをさせた者」とあり、街中での立ちションや野グソはこれに抵触するとされている。ただ、その法解釈においては、行われた空間に対して「街路又は公園その他公衆の集合する場所」と定めており、人が密集しない川原や山奥などの空間では、行われた場所が該当しないとも見ることができるようである。つまり、川原や山奥での立ちションは、周囲に誰も人がいない状況下においては、モラルは別として、法のいずれにも触れないと考えることができるらしい。他方、立ちションをしているところを、第三者である目撃者により通報され、かつ悪質であると判断された場合については、迷惑防止条例や公然わいせつ、あるいは小便をかけた物に対しては器物破損など、軽犯罪以外の他の容疑がかけられる可能性は否定できない。
川崎にある丸子橋にも、かつてはバーベキュースポットが存在していた。暖かい陽気の川原でのアクティビティと立ちションは相性が極めてよいのは確かであり、以前紹介した和泉多摩川のスポットとともに、ここでもかなりの立ちションが行われていたのだが、今現在は消滅していたため、ここで取り上げたいと思う。ちなみに、現役スポットを紹介しないのは、ブログの影響力を多少は自負しているという自意識過剰ちゃんな性格によるもので、紹介できないのが正確な理由であったりする。またツイッターでは、セクシーな男のおもらし動画ばかりをリツイートしてるのも、垢BAN回避のためなので、本当はチ●コ丸出しの立ちション動画をリツイートしたいのだが、あえて避けている実情があったりする。そういうモノは、いいね!してるから、ためしがきコレクションはそっちのいいね!一覧でも覗いてくれたらいいのではないでしょーか。立ちションとおもらしは、7:3の比率でどちらも好きなのは間違いないのだが・・・。限界我慢も大好きだけど、一番のシコみを感じるのは、限界我慢からの立ちション、あるいは限界我慢からのペットボトルションベンとかのイレギュラー放尿ですね。なんか、口調も変わり話が逸れてきたので、そろそろ話を戻したいと思う。
丸子橋が現役のバーベキュースポットだったのはいつの頃だったのだろう。コロナ禍という非日常的かつある程度まとまった年単位の時間が我々の目下に存在してきやがったことにより、いろいろなことの、特に時間を軸とした記憶を忘れてしまいがちになったように感じている。(これはもしかしたら、コロナのイギリス株の時期に自分自身が感染したことで、脳になんかヤバめな後遺症が?って大げさに考えることもできてしまうレヴェル)コロナ禍以前は、暖かい時期には丸子橋へ散歩という名の立ちション偵察によく行ってたと記憶してるのだが、コロナ禍でまったくそれができなくなったので、相対的によく行っていたと勘違いしてるだけかもしれない。そういうわけで、最後にそこを訪れたのはいつだったか覚えていないが、つい先日訪れたところ、バーベキュー禁止の看板が至るところに散りばめられ、BBQ民はすっかり駆逐されてしまっていた。
一部内容を訂正しつつ話を進めていきたい。書き方が良くなく内容に期待させてしまったかもしれないのだが、この丸子橋のバーベキュースポットは、あくまで“バーベキュースポット”であって、立ちションスポット認定ができるかどうか問われたら、実は微妙と答えたい具合なのである。というのも、このエリアには、当然のように仮設トイレと常設トイレの中間にあたるような立派な仮設トイレ(?)が数カ所用意されており、多数のいわゆる普通の人間はトイレでおりこうさんにしていた。そのトイレは現役で今も常設されている。河原にしては過剰とも思える数が用意されているのは、ここがかつてバーベキュースポットだったからと言えるだろう。特に、かつての4月や5月のGW時期は混雑していた。男もションベン待ちの列を作り、20人待ちなんてザラだったものの、きちんと耐えて並んでいた。時たま、そのトイレの列からドロップアウトする男が数名出る程度の立ちション出現率であり、そういうドロップアウト組は、橋の下の駐車スペースの影に隠れて済ませていた。ただ、その駐車スペースにはシルバー人材の整理要員のおじさんが、立ちション警備に目を光らせていて、注意はしないものの立ちションを直視していたから(いいなぁ)、気にしてしまう立ちション慣れしてない一般の男どもは非常にやりにくそうだった。
この行列に関しては、ひとつだけ思い出深いエピソードがある。バーベキュー人口が一番密集したエリアから近いトイレの小便器が詰まってしまって、水がトイレの外まで流れ出て大変なことになっていた日があった。男用はカギのかかる個室に、小便器だけが設置されている構造であって、その小便器が詰まっていた。当然、ドアを開けることすらできないくらい水浸しになっているので、この日は男どもは、そのトイレに列を作ることができず、男女兼用の1つの洋式トイレに長蛇の列を作ってしまっていた。トイレを女子に譲りたい気持ちを抱く心までイケメンな男どもは、公然と立ちションしていた。裏を返せば、こういうアクシデントが発生しない限り、立ちションが多数発生することがないのが、この丸子橋のバーベキュースポットでもあった。
そんな中、実はこの丸子橋バーベキュースポットにはVIPエリアが存在した。あ、いや別に、本当にホンモノのそういうエリアがあったわけではない。だが、どう見ても本当にVIPな空間が確かにそこには存在していた。河原すれすれの橋の下の日陰エリアでは、テントを張ったり、キャンプ用の椅子を並べたり、たぶん早朝から陣取ったBBQガチ勢が集まっていて、音楽を大音量で流しながらウェーイしてた。その河原すれすれのエリアは、普通のバーベキュー民のいる通常エリアからは若干離れている。位置関係を説明すると、河原に一番遠い場所が通常エリアであり、そこが丸子橋におけるバーベキューのメイン会場と言え、そこは数カ所のトイレがある。そして、通常エリアから河原に少し近づく位置は駐車エリアになっていて、その更に先の限られた河原に一番近い空間が、VIP空間なのである。実は、通常エリアでは、多摩川の水流を眺めることがほぼできないほど、河からは遠い位置にある。
駐車場を挟んだ場所に位置するこのVIPエリアには、すぐにたどり着けるトイレがない。VIPエリアを陣取る彼らの中には、なんとスカイトイレを持参しているグループがいたのを一度だけ目撃したことがある。河に近い生い茂る草の脇にある整備されたコンクリの上に自前のスカイトイレを置くことで、ションベンをしている男もすっぽり草に隠れることができていて、遠目からは見えず完璧だった。たぶん、仕事柄スカイトイレを常用している土方の若パパがいる家庭を中心としたグループ構成なのだろう。ウェーイ。わざわざBBQのために、スカイトイレは買わないと思う。
スカイトイレなんかを用意していないグループがもちろん大半を占めるわけであり、VIPエリアにおいてはトイレが近くにないことから、男どもは百発百中立ちションをしていた。河原に近いため、生い茂る草に一歩でも入ってしまえば、後ろ姿でションベンしてるのは丸わかりであっても、ションベンを噴出するために露出する必要がある下部は完全に隠すことができるのが、草の生い茂らない平地の通常エリアとは全く異なる状況であった。獣道ならぬ立ちション道とも言えるような、ちょっと入り込める草むらの空間には、新緑の季節に乾いた緑の葉っぱを濡らす男のションベンの雫を何度も見ることができた。草が生い茂る河原の土なので、地面に立ちションの跡は一切残らない。だが、草にションベンがひっかかるので、草がビショビショになっていた。このションベンで濡れた草、なんか懐かしさを感じるのは、ためしがき氏だけではないだろう。あ、違う。ションベンで濡れた草を懐かしむのではなく、普通の人間は、ションベンで草を濡らす行為を懐かしむのかもしれない。普通の男は、立ちション後に、その濡れた草をまじまじ見ないはずであることを忘れていた。どうでもいいか。
人が密集していない河原の草むらで、かつ草むらの中に一歩入り身を隠すように行う立ちションでは、後ろ姿の確認だけで軽犯罪法に抵触させることは、可能性的には比較的低いだろう。なので、野外のアクティビティと立ちションは相性がいいのである。なんか、消滅TSスポットの記事は、立ちションの思い出を語るコーナー化してきたような気がする。いいのか、これ?需要があると信じていたい。