小便器で放尿してるときに話しかけてくる人がいる。ズボンからベロン♪とアレを出している状態で、会社なら世間話から仕事の話にいたるまで、おしっこなうに関係なしに話してくる。男ってトイレでオシッコしながら、まさかおしゃべりしてることを、世間の女の子たちは知っているのか疑問である。高校生のようなノリで「うわーお前チ●コでけー」とか、そういう話をしてるんじゃなくて、大人はわりとどうでもいい「今日は廊下が暑いですねぇ」とか「このあとも会議?」とか、今ココで話さなくてもいいことを、偶然2人きりになっちゃったエレベーターの沈黙を消すために話しかけてくる、まさにあのとりあえずの要領で喋りだす人が一定数いる。いや、おしっこ中なんだけど、って話…。
会社のトイレは狭い。超一流企業の大きなオフィスにお務めの方なら少し状況が違うかも知れないが、ためしがき氏の経験できるレベル上に存在する会社という空間に設置されたトイレは、いつも狭い。個室1つに小便器2個、洗面台1個である。中小企業でゴメンね。ミニマムな男子便所なもので、小便器を1個飛ばしで贅沢に使うことは物理的に不可。必ず先客がいたら、お隣さん同士、密着放尿をするわけである。1個飛ばしで小便器を使っていたら、会話も遠いから黙るのだろうが、隣に並べば距離はエレベーターのそれ並み。隣がションベンを出し終えて、親指で下げたパンツが戻り腹に当たるゴムの「バッ」って音すら聞こえる近さなのである。知り合いなら、最低でも挨拶くらいは話しかけないと、それはまあ不自然な距離感なのである。なの
でも、ションベン中はあんまり話しかけてほしくない。ションベンを出す気持ちよさに集中したいし、仕事中のションベンは楽しくてキモチいい息抜きだし、仕事のことを含めて隣りにいるあなたのことも忘れたい。そして、人によってションベンを出す量も変わるから、そもそも小便器に立っていられる時間はバラバラ。エレベーターとも違い、あと何秒でフィニッシュか読めない。それで会話を始めたところでは弾まないのは言うまでもなく、私には話題もない。しかも、デスクワークで座りながらある程度我慢したションベンは前立腺が邪魔をして、ゆっくりチョロチョロと「ぶっ放す」には程遠いか弱いストリームでしか放てず、相手が「じゃ、お先に!」なんて言って颯爽と放尿を終えトイレから消えていく。取り残された自分は、おしっこ長いオジサンになるのである。
おしっこ中にどうせ話しかけてくるのなら、おしっこに関する話題に限定してもらいたい。どのぐらい我慢してました?あ、会議が長引きそうだから念の為のオシッコなのですね?だからショート放尿なんだって?ああ、納得々々、そぉうですか。で、次のオシッコはいつ頃ですか?あるいは、ストレートなおしっこの話題じゃなくとも「ウンコしたいときに立つ小便器って怖いっすよね」くらいの関連性は、維持してもらいたい。トイレの会話ってそのレベルで丁度よくない?
さて、話は変わりますが、ツイッターが凍結一歩手前になり、一旦閉じました。そのうち「旧姓ためしがきです」とかなんとか言いながら再開しますので、それまではブログで僕と握手!