いちごは高いので、自ら買って食べたことが実はほとんどない。いちごより、いちご味のお菓子とかのほうが身近だったりする。いちごポッキーとか、超おいしい。
さて、いちごの成分をご存知だろうか。100gあたり90gが水、つまり水分量が90%なのである。スイカを食べるとションベンが出まくることは、なんとなく知っていたが、他の果物でもたくさん食べてしまうと似たようなことが起こり得るなんてことは、あまり考えたことがなかった。
昼間の人気イベントに、いちご狩りというものがある。先日、リアルな場面で耳にして仕入れたネタなのだが、いちご狩りの後に予期せぬションベン我慢の末、大変なことになってしまった男のことを記事にしていきたい。なお、本当にあった話が元ネタになるため、張本人にバレないよう(こんなアンダーグラウンドなブログなど見る可能性はゼロなのだが)、小便我慢と結末以外の細部については大幅にぼかして記事にすることだけはご了承いただきたい。
いちご狩りの料金システムは、30分食べ放題というベースにより、小学生以下●●円、大人●●円とのメニューで構成されているらしい。行ったことがなかったので、全く知らなかった。食べ放題となると、誰もが、もとを取ってやろう!と意気込み、食べまくるのである。
思い出してほしい。いちごは、その90%が水分なのである。食べる水ってわけ。それをプチプチもぎ取って、ホイホイとおクチの中に放り込む。知らずのうちに、ものすごい水分を摂ってしまっているのである。もしもそれが、飲み物という形で摂取されたのであれば、「ちょっと飲みすぎた?」と自覚できるのだが、いちごは固形であるから、水分を摂取した感覚にはなりにくい。
男女カップルのドライブいちご狩りデートでの出来事だったらしい。男の証言によると、その女性はいちごを食べることよりも、スマホで写真を撮ることに夢中だったようであり、結局2~3個くらいしか食べてなかったのだとか。一方、男のほうは、食べることに徹し、ひたすら食べまくったらしい。しかも、いちご狩りがメインのデートだったから、空腹でいちごを食べまくったのだとか。(食事プランは、いちご狩りの後という具合で、まずはいちごをドカ食い。)
男はいちごを「食べた」感覚でいたため、いちご狩りを終えて車に乗り込む前には、トイレに寄らなかった。まさか、自分が食べたものの90%が水なんて自覚はなかったから、その出発時点で尿意がないのであれば、当然トイレには寄らない。この辺の感覚も、男と女では大きく違うのかもしれない。
次の目的地に向かう途中、男は異変にすぐ気付いた。運転をはじめてほんの数分で、ほんのりションベンがしたいような気がしたらしい。そして、そのほんのりの尿意を感じてから、ものの10分程度で、膀胱キャパが10%から90%になったと言う。いちご、強い。近郊の街へ来ていたため土地勘などなく、すぐにトイレに行けなかったのも辛かっただろう。次の目的地までの数十分くらいなら、経験上まだ我慢できると判断してしまい、そのまま我慢を続けながら運転を続けたものの、座りっぱなしの運転だとすぐに膀胱は100%になってしまったらしい。本人が言うには、ビールなんかの尿意とは比べ物にならないくらい、一気に限界になったとのこと。
結局、たまたま目に入った大型スーパーが車で入りやすく、そこに駆け込んでトイレにたどり着いたらしいのだが、まずスーパーが大きすぎて、屋上駐車場をぐるぐるしているうちに、ツーっとほんのひと絞り漏らしてしまい、その後も駐車場に直結のトイレはなく、トイレは専用エレベーターで1つ下の階だったため、そこにたどり着くまでにエレベーターの中でも、ツーっともう1回漏らしてしまったらしい。ツーっとごく少量を漏らすと、3分くらい尿意を感じない尿意賢者タイムに入りますよね?そして、その男は、2回の極少量のションベンを漏らしただけで、大惨事にはならず、小便器にたどり着くことができたという結末である。小便器の前で、パンツを引きちぎるほどの勢いでチ●コを出して、人生で一番我慢したションベンをぶっ放したらしい。
まとめると、いちごは食べ物というカテゴリーにあって、飲み物のように、体内に入れたら高確率でションベンしたくなるモノ、という認識を普通はさせない。これが大間違いで、先述のとおり、いちごの90%が水分なのである。ただの水を飲むより、甘くて美味しいいちごは、パクパクとクチに運びやすい。また、飲み物をたくさん飲んだ場合には、「念のためトイレに行っておくか」と、その後のことを考えることができるが、これがいちごだと、そうならないところも落とし穴なのである。そもそも、いちごを大量に食べるなんてことは、日常生活ではしないから、単純にいちごと尿意の経験値がないのである。
ションベンを我慢させたいデートプランであれば、いちご狩りドライブがおすすめである。