ベランダで直径15センチくらいの小ぶりの鉢植えにスペアミントを植えている。苗は適当なホームセンターで見切り品を買ったせいだからなのか、もぎった葉をハーブティーにしてもマズい。そんなマズい我が家のミントであるが、繁殖力はすごい。調べてみたら、ミントテロなんていう言葉もあるくらい、どんどん根をはり成長するのだ。暑い時期になり、今ではミントの葉で生い茂った小さな森が賃貸のベランダに爆誕した。もっと高頻度で剪定しないと、もうこのサイズの鉢植えでは対応できそうにない。
ミントに水やりをしていて、エッチな気分になったことがある。育て始めた当初は、土が見える程度の繁殖だったから、水は土にかけていた。しかし今では、もう土が見えないほどの葉で覆い尽くされているから、水はおのずと葉にかけてやることになる。
さて、男の中で草を目掛けて立ちションした経験がない者はいないと思う。じゃあ、あなたは立ちションした後、そのションベンが引っ掛けられた草の様子を、まじまじと観察したことがあるだろうか。これが、すげー美しくエロいことに、まだお気づきではないのだろうか。なんともったいない!
消滅した立ちションスポットの記事で、神奈川県の丸子橋のバーベキュースポットを取り上げたことがあったと思う。そこでの観察では、草むらに身を隠し、立ちションする若パパを何度も見かけた。その男たちは、立ちションを終えると早々とその場を後にする。逃げるようにである。まぁ、当たり前である。立ちションウォッチャーの我々は、その立ちション跡を観察しに、現場へと足を踏み入れる。すると、草を目掛けて放たれたションベンのしずくが、まだ草の上から下へとポタポタと流れ落ちているのを見ることができるのだ。これが見れるのは、夜のホタルくらいレア度は高いと感じている。いや、オーロラ程度かもしれない。河原の立ちションは、アスファルトでの立ちションとは違い、土にすぐ吸収されてしまいやすい。だから、草のしずくぐらいしか楽しめる要素はないとも思われがちだが、太陽が出ている時間帯だと、その「男のおつゆ」がキラキラと輝いていたりして、マジで美しい。葉をもぎって、ニオイを嗅いでも草のニオイしかないところも、またもどかしい。さすがに、草から垂れ落ちるそのおつゆは、まだ飲んだことがない。サバイバル術か。
ミントの水やりで、水が葉っぱを濡らしポタポタと落ちる様子を見て、この河原の草むらの立ちションを思い出してしまい、フル勃起した。ミントちゃん本当にごめんね、きみに発情しちゃったんだ。