男のイレギュラー放尿経験としては物陰での立ちションに次ぐであろう、誰もがやったことのあるペットボトルションベン、通称ペトション。え?やったことがない?お前、ペットボトルにションベンやったことがないって?それでは、正しいペトションの作法をお教えしたく思う。トイレに行けない緊急時、つまりは予期せぬ渋滞、はたまた災害時などなど必ず役に立つ。そのペトションを一度もやったことがない男は、これを読んだあと練習することを強く勧める。なぜなら、強い尿意があるとき、いざ冷静になるのは難しい。経験値を上げるなら、尿意がコントロール下にある今のうち、ってわけである。
想像してほしい。眼の前に水道の蛇口がある。その蛇口から出る水を、ペットボトルに溜めたいとする。まだ蛇口は閉じていて、水は出ていない。さあ、どうする。
ペットボトルのクチを、蛇口にピッタリと密着させてみたらどうなるだろうか。そして、バルブを緩め放水をはじめる。蛇口の直径がペットボトルのクチよりも小さければ、なんら問題は生じない。そのまま難なく水はボトルに入るであろう。では、蛇口がペットボトルの飲みクチより太かったらどうなるか。こぼさないように、と蛇口をボトルに強く押し付け、そのままバルブを緩め放水する。放たれた水は、ボトルのクチと蛇口の隙間から吹き出るはずである。もちろん、水のほとんどはボトルに収まるものの、水圧が高ければ高いほど、こぼれる量も増えてしまう。
水風船で遊んだことはあるだろうか。水風船みたく入口に十分な伸縮性があれば、蛇口に密着させてもいい。コンドームにションベンするエロ動画とは状況が違う。本番となるペトションは、液体を入れる対象が容赦なく硬い、ペットボトルという名のプラスチック容器なのである。
シャンプーを詰替えるたびにペトションを思い出す。詰替え用のパウチの先を細めに切り、容器の中にすっぽりはめ込んでやると思うが、それはシャンプーの詰替え用は容量が一定だから成し遂げられるのである。せいぜい詰替えパウチは400mlで、もとの容器は500mlくらいなのだと思う。容器と同じ種類の詰替えパウチなら、あふれることは絶対にない。しかし、ペトションの場合は我慢に我慢を重ねてしまった成人男性のションベンである。一体どのくらい溜まっているのかわからない。人によっては我慢したションベンは500mlを超えてしまうかもしれない。そんな時、仮にチ●コがペットボトルのクチに入ったとしても、シャンプーの詰替え方式でのペトションは、手元からションベンがどのくらいボトルに入ったか確認しにくいため危険である。あふれてしまったら周りと手を汚してしまうし、チ●コが自分のションベンに浸かってしまう。
以上のたとえ話から分かるとおり、秘訣としては、チ●コはボトルのクチに密着させてはいけない。吹き出すことを防ぐために、これは絶対である。少し離すことが成功のキーポイントになってくる。イメージとしては、ズルムケあるいは皮がむける場合なら、尿道口はボトルのクチから離すが裏筋あたりはボトルの口につけたほうが安定する。包茎や皮をむかずにやるなら、チ●コの先をボトルのクチに突っ込むのではなく、クチに軽く置くのである。あえてボトルのクチに隙間をあけることで、吹き出さないし、ボトルの残り容量も把握でき、容量的にあとどのぐらい放出してもいいのかが分かる。たくさん出そうでも、チ●コの隙間からボトルの中が上から見れるので、容量ギリギリまでとりあえず出し切ってしまえば、一旦は膀胱が楽になるので、ションベンを止めてゆっくりとボトルにフタをしてから、2本目があれば2本目に再度イけばいい。
では、やってみたくなったところで、いざ実践(練習)へ。イってらっしゃいませ。